含み益」とは、

土地や有価証券などの投資額より

現在価値が上回る場合の

その上回る部分の利益のことをいいます

 

しかし、これから説明する「含み益」には、

二つの意味があります。

 

一つは、前述のとおりです。

もう一つは、

会社の帳簿上の金額よりも

現在価値が上回る場合の

その上回る部分の利益のことをいいます

 

これはいったいどういう意味なのか、

具体的に説明しましょう。

 

例えば、私が経営する株式会社が

100万円をかけて、

「ある投資」をしたとします。

 

この投資によって、

「節税」ができるのですから、

100万円の投資のうち、

半分の50万円が

経費に落ちるとしましょう。

 

このとき、

法人税等の税率が35%だとすると、

17万5千円の節税ができたことになります

(50万円✖35%=17万5千円)

 

このことを別の言い方で表現すると、

この投資をすることによって、

しなかった場合と比較すると、

税金を17万5千円

支払わずに済んだということになります。

 

したがって、

この会社は100万円の投資をしたものの、

節税効果によって、

82万5千円の出費で

済んだことになります。

(100万円ー17万5千円=82万5千円)

 

これを、

実質的な投資金額」と言います。

 

 

ここで、この投資の現在価値が

90万円だったとしたら

どうなるのでしょうか。

 

私の会社は、100万円の投資をしたものの

実質的な投資金額は、82万5千円なので、

これを換金しない限り、

含み益は7万5千円となります。

(90万円ー82万5千円=7万5千円)

 

一方、

二つ目の含み益を考えてみると、

半分は経費に落ちたのですから、

この投資の帳簿上の金額は50万円です。

(100万円ー50万円=50万円)

 

したがって、換金しない限り、

二つ目の含み益は40万円になります。

(90万円ー50万円=40万円)

 

これらを前提に考えてみると、

この会社は投資の効果を

次のように利用することができます。

 

① 換金すると、

一つ目の含み益である

7万5千円が実現する。

これによって、

投資効率は9%となるので、

低金利の時代にもかかわらず、

ハイリターンの投資方法となる。

 

② 上記①のほか、

二つ目の含み益である

40万円が実現する。

この金額は、

換金してキャッシュを受け取らなくても

帳簿上の利益だけを

計上することができるので、

赤字対策にも使うことができる。

このため、

帳簿上の利益に対する

課税を抑制できる

 

③ 現在価値の約90%を限度として、

①や②の利益を計上せずに

キャッシュだけ引き出すことができる。

このことによって、

一時的な資金難を

回避することができる

これによる利益計上はないので、

課税の心配はない

 

これら3つの効果を組み合わせることで、

何が起こるかわからない会社経営にとって

フレキシブルな活用ができるようになります。

 

では、これは

どのような投資なのかといいますと、

関係諸法令によって、

ここでは明言することができません。

 

ただ、黒字の会社ならば、

この投資効率と効果は、

ほぼ確実に享受することができます。

 

したがって、

黒字の会社しかありえない節税効果が

先行き不透明な

会社の財務基盤を高めることに

繋がっていきます

 

具体的なお話については、

弊社スタッフまで

お問い合わせください。

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布井 健登

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